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季語の絶滅品種を救え(1)

春の季語から選んでみました。

「北窓開く」
「目貼剥ぐ」
昔の家屋は、好む場合、好まざる場合を含めて、隙間風が良く通りました。
雪の季節を過ぎ、春になって北窓を開いて、空気を通す。
隙間風を防ぐための目貼を剥いで、空気を通す。
今風のアルミサッシを密閉生活と比較すると、空気流れが頻繁で、隙間風さえ楽しんでいた風情が感じられます。

「垣繕う」
冬の間、雪で倒された生垣を繕う事ですね。
もともと生垣が少なくなってきていますから、絶滅寸前?
「垣根の垣根の曲がり角、焚き火だ焚き火だ落ち葉焚き」
全部死語になってしまうかも。
この間、目撃したのは、落ち葉をゴミ袋に入れて出していたシーンです。
輸送コストまでかけて、あの落ち葉はどこに行くのだろうか?
落ち葉のためにも、身近で土に帰る、灰になるを選んであげたい。
by naokingjp | 2004-03-12 14:53 | 住スタイル
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